☆一足飛びは危険☆仕事も地位も金も、あなたの実力に後から付いてくる。先にもとめるのは大間違い。

☆一足飛びは危険☆

飛鳥（ひちょう）もって凶なり。
　　　　　　　　　（雷山小過）


この「飛鳥（ひちょう）」とは、まだ実力も経験もない者が
縁故を使って一足飛びに立身しようとすることの喩え。

少し才能を認められただけで、高みまで行けると勘違いをする。

そして欲に駆られ、時に逆らい、分限を忘れてしまうと、
結果として凶になる。　

少しく過ぎる時を説く雷山小過（らいさんしょうか）の卦（か）では、
自分の力量、分限、そして時を大きく行き過ぎると禍になると教えている。

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自分を大きく見せようと無茶すると大体コケる。

自分の力の八掛け位のポジション、報酬、仕事を預かるくらいが丁度よさそう。それでも、自分の実力がガンガン伸びれば、それだけ、高いレベルで難しい仕事が出来る。

これは、チャンスだけど、身分不相応だなと思うような案件のオファーが来たとき。これは、仕事の依頼だったり、ポジションだったり。とてもうれしくて、興奮を覚えるもの。でも、保守的に考えて辞退することが多い。

自分の力を超える案件に手を出さない。

これはとても消極的に見えるかも知れないが、結局は自分の為、顧客の為、社員の為。とんでもない無茶は、しない方が良い。

一寸背伸びは、覚悟を決めればこなせるし、もしもの時のための準備をしておけば大丈夫。

自分の力以上の事を始めてしまったとき。自分の実力を過大に評価しがちに成る。それが、実力不足にプラスしてマイナスの影響をおよぼすもの。無理をすれば人間が伸びるというのも真実。

でも、もしもの時の安全線が自分で見えないような案件は辞めたほうが良い。

それでも、でかいことがやりたい。

今の実力を大幅に超えるような凄いことがやりたい。そう思うことは自然なこと。でも、それは、徒に、そういう地位や、仕事をもとめるよりも、自分が相応しい実力の持ち主になれるように努力するのが先。

仕事も地位も金も、あなたの実力に後から付いてくるもの。

先にもとめるのは大間違い。