毎月PPFを分配金でPPFを1株買うには? メモ
NISA口座での海外ETFの買い付け手数料無料を利用し,PFFの分配金で毎月1株ずつPFFを買い増ししていく方法です。
毎月分配金がもらえるので,毎月PFFの株数が増えていく.
つまり毎月分配金が増えていく.
PFF 1回の分配金は?
分配金は年初に多く,毎回一定ではありませんが,この5年間の年間分配金は下図の様に推移しています.
平均で1年2.3ドルと考え,単純に12ヶ月で割ると
1月 0.19ドルとなります.
これには税金が引かれていないので,
まず10%の国外源泉徴収がかかり
0.19 × 0.9= 0,171 ドルになります.
NISAであれば0.171 ドルが振り込まれますし,特定口座であればさらに20%(復興税は簡略化のため省略します)引かれ
0.171 ×0.8 =0.137 ドルの振り込みになります.
N:0.191 ドル
特:0.153 ドル
PFFの株価は?
37ドルから40ドルのレンジで上下しています.ここでの計算は1株40ドルとします.
1回の分配金で1株追加購入するには?
1回の分配金で新たにPFFを1株購入するために必要な株数,言い方をかえると,1回あたり40ドルの分配金をいただくためにはPFFを何株保有していなければならないか? となります.
N:40 ÷ 0.191 = 209
特:40 ÷0.153= 261
NISA口座だけでは,約210株
特定口座だけであれば,262株
これだけ保有していれば,1回あたりの分配金は40ドルを超える計算となります.
どれくらいの投資額が必要か?
NISAなら 40ドル×210株=8,400ドル
特定口座なら 40ドル×262株=10,480ドル
1ドル110円で計算すると
NISAなら 8,400ドル × 113円= 949,200 円
特定口座なら 10,480ドル × 113円=1,184,240円
年間の株式増加は?
月1回1株増えるので,年間では12株増えます.
初期の株数が210株であれば,5.7%
初期の株数が262株であれば,4.6%
増えることになります.これは1年目の数字です.2年目以降は分母となる株数が12株ふえているので,株数の増加率は若干減ってきます.
増配率は?
毎月株数が増えるので,分配金は毎月増えていくことになります.
分配金の増加を増配と見なして考えます.
年間で4.6〜5.7%株数が増えることになるので,年間の配当が毎年一定だったと仮定すると,増配率は4.7〜5.7%となります.
もちろん毎月毎月株数が増えているので,分配金の増加率はもう少し高くなると思います.
小括
長くなったので一度まとめます.
- 1回あたりの分配金が40ドルを超えればPFFを新たに1株購入できる.
- 購入には手数料がかかるが、NISA口座で追加購入すれば購入手数料は0円となり,一回あたりの投資額がたった40ドルでも手数料負けしない.
- 毎月あらたにPFFを購入していけば,年間で12株増え,株数の増加率は5%程度.分配金の増加を増配として考えると,5%以上の増配率となる.
「勝手にころがる雪だるま」できるでしょうか?