☆小を積み重ねる☆

☆小を積み重ねる☆

徳に順（したが）い、小を積みてもって高大なり。
　　　　　　　　　　　　　　　　（地風升）


地風升（ちふうしょう）は昇り進む時を表す卦（か）である。
「升（しょう）」とは小さな芽が昇り進んで、大木に成長することを意味する。
　
昇り進むためには、徳を養い、
些細に見えても小さな事を日々刻々積み重ねていくことだ。
　
そうすれば、いつの間にか、高く、大きく成長する。

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慌てず、焦らず。慌て、焦ると思考が通り一遍になる。

上滑る学習しかできなくなる。驕らず。奢ると勉強しなくなる。直ぐに結果をだそうとしない。そんなものは無理である。無理を通せば無茶になる。破綻の道が待っている。

慌てず、焦らず、驕らず、無茶せず。

一歩一歩手堅く、自分を磨こうじゃないか。一つ一つを精密に、自分の頭で考えて、完全に理解をしながら自分をつくろう。その先には、誰よりも立派なレベルの力の自分が待っている。

勉強はコツコツ。近道は、一見近道だが、実力を挙げない無駄な努力。

簡単に、だれでも、今直ぐに、楽して・・・そんな形容詞をあなたの辞書から追放せよ。それなしには、真の使える実力派にはなれません。

一年単位で何かを学ぼう。そのくらい腰を落ち着けなきゃ、何も学べやしない。

何冊の本を読んだかが大事なのではなく、どれだけ血肉になった知識、知恵が身についたかが大事。一年一冊をジックリ読みこなすほうが得かもしれない。

小さな、確実で、地に足についた努力を繰り返せ。

その先に、ドデカイ、あなたが待ている。拙速は、あなたを小さくするだけ。