お客さんとの信頼関係を築く5つの方法
お客さんとの信頼関係を築くには、専門的な知識は必要ありませんし、無理難題に挑戦する必要もありません。
必要なのは、当たり前のことを当たり前にやり続けることであります。
まずは顔と名前を覚えて頂き、信頼関係を少しずつ築きあげるのが先決でありますから。
お客さんとの信頼関係の構築は、日頃の対応がモノをいう。日頃の対応次第で、お客さんはあなたのことを信じるようにもなれば、逆に信頼しなくなる場合もある。
最も簡単に信頼を勝ち取るには、お客さんの問合せ、サービスの提供、アフターフォローなど全てにおいて、クイックレスポンスをすることが大切だ。
具体的には、
・問合せに対して、当日中に何かしらの回答をする。
・継続している案件に対して、現在までの進捗具合を逐一報告する。
・サービス提供までの時間を短縮する。
・アフターフォロー(クレーム含む)に素早く反応する。
などでございましょう。
しかしなぜ、クイックレスポンスがお客さんの信頼を勝ち取るのに、最も効果的なのでしょうか?
お客さんの不安な状態(分からない・いつ届く?など)を素早く解消してあげることを繰り返すと、お客さんはあなたを信頼するようになるのです。
お客さんからの信頼を得るには、素早い応対、クイックレスポンスが鍵でございます。回答が遅いのは致命的でございますぞ。
お客さんの信頼を得るには、礼儀正しい態度・言葉使いが重要だ。
お客さんに対して、礼儀正しい態度、言葉使いを取り続けることで、あなたはお客さんからの信頼を得ることができるのだ。
・・・え?なになに、そんなこと当たり前だとおっしゃるのですか?ははー、なるほどですね。
あなたの身近にはいませんか?「親しい」と「馴れ馴れしい」を履き違えた痛い営業マンは?
親しくなろうと思って、言葉使いがフランクに(汚く)なったり、態度が大きくなったり。そんな営業では、お客さんからの信頼は得られません。むしろ信頼どころか、「ウザい」という有難くない称号を頂くかもしれませぬ。
親しき仲にも礼儀あり。人間は誰しも、礼儀正しい人を信頼するものです。態度や言葉使いは、心の表れでございますから。
また、言うまでもありませんが、礼儀正しい態度・言葉使いは、特に新規営業で重要になりますぞ。
新規営業ではいち早く相手に信用してもらうことがキーポイントになりますので、礼儀正しくすることが大切なのであります。
お客さんから信頼を得るには、難しいことはありません。ただただ、謙虚である。これを徹底するだけで、お客さんから信頼を得ることができますぞ。
これまた文字で「謙虚」と書くと簡単なのですが、謙虚であるって、すごく難しいことではありませんか?
例えば平均単価「数十万円~数百万円」の商材を扱っている商売なのに、お客さんから貰った注文が「500円の商品」だったら・・・。あなたは心の底から「ありがとうございます!!」と言えますでしょうか?
あ、ありがとうございます・・・(ちぇ)
心の中で思っていることは、表情や態度に出てしまうものです。そして不思議な事に、それはダイレクトにお客さんに伝わってしまうのですよね。
しかしこれはもちろん、逆のパターンもありますぞ。例え500円の注文だろうが、心の底から感謝して、全力で取り組んでくれる。
こんな営業マン、いたらめっちゃ有難いし、信頼しますよね。つまりは、そういうことなんですよ。
その為には、常に謙虚であること。奢らず、相手へのリスペクト(尊敬)を忘れない。基本的なことでありますが、これこそ、お客さんの信頼を得るにはベストな方法なのです。
お客さんからの依頼の中には、今の自社サービスでは対応できないこともある。
そんなとき、つい「できません」と口から出そうですが、これではお客さんからの信頼を得ることはできませぬ。
なぜなら「できません」と簡単に断られるぐらいなら、ネット経由で問合せした方が早いではないですか。わざわざ、あなたに依頼する必要もないじゃないですか。
お客さんがわざわざあなたに依頼しているのは、「できません」の先にあるサービスを期待しているからではないですか?できないなりにも何かして欲しいから、あなたに依頼しているのではないでしょうかね?
ですので、お客さんからの依頼を簡単に断ってはいけないのです。
しかしとは言っても、できないものは出来ないじゃないですか。無理してやったらクレームになりますがな。ですので、そんなときは、次のフレーズが正解になるのだ。
機械的な対応をするなら、営業なんていない方がマシですよ。
お客さんからの依頼に対して、どれだけ人間味のある柔軟な対応ができたか。これによって、お客さんとの信頼関係が築かれていくのです。
そして最後に、お客さんとの信頼関係を構築する取っておきの方法をご紹介致しましょう。
それは、お客さんと秘密を共有することであります。お客さんと秘密を共有することで、より親密な関係になることができるのです。
例えば営業をしていると、お客さんから業界についての質問を受けることってありませんか?他社の動向であったり、業界の値上げの情報だったり、新製品のリリース情報だったり。
でも公表されてない情報をお客さんに話すのって、少し抵抗あるじゃないですか。自分の業界の都合の悪い事実は隠したいですしね。
しかしご注意下さいませ。お客さんに情報を出し惜しみしていると、あなたはいつになってもお客さんから信頼されることはありませんぞ。
隠し事が多いほど、お客さんから遠ざけられ、逆に打ち明けられることが多いほど、お客さんとの距離は近くなります。さらに言えば、言いにくいことほど積極的に打ち明けられれば、お客さんはあなたを信頼してくれるようになりますぞ。
もちろん、なんでもかんでも、言えばいいってものではありませんし、言い方にも注意が必要です。仕入価格、仕入れ業者などはお互いの為にも言わない方がいいでしょう。
しかしお客さんとの秘密の共有は、それだけでお互いの距離がぐっと近づくもの。積極的に秘密を共有し、お互いに信頼しあえる関係を構築したいものでありますな。
それでは、まとめよう!
営業でお客さんから信頼を得る方法は次の通りでございますぞ。
売上が喉から手が出るほど欲しいのも分かります。しかし、「売上!売上!」しているばかりでは、一向に売上は上がらないのです。そればかりか、お客さんは遠ざかってしまうでしょう。
本当に必要なのは、お客さんとの信頼関係の構築だ。お客さんから信頼を得て初めて、ようやく自分の商売ができるというものでございますから。
まずは謙虚に、そして謙虚に、常に謙虚に。当たり前のことを当たり前にしっかりこなしていきましょう!