☆重要☆1557は必ずNISAで運用する!!
1557 SPDR S&P500 ETF
1557は,SPDR S&P500 ETF (SPY) が東証に上場したもので,日本円で取引ができます.
もちろん分配金は3ヶ月に1度,年に4回,円で振り込まれます.
ETF自体は超優良であり,これだけ買っとけば大丈夫と言われるくらい成長性,安全性の高いETFです。
デメリットとしては、1557の分配金にはNISA口座であっても国内税金(20.315%)がかかりますが、1557の魅力は分配金だけではありません。
1557 (SPY) は設定来,年率9%で成長しています.
NISAであれば,値上がり益,つまりキャピタルゲインに対する税金は免除されます。
100万円分保有するのであれば,年9万円の成長が得られ,これにかかる税金は免除されます。この額から考えれば,分配金にかかる国内課税分の差は無視できるものだと思います。
1557の保有株数自体が少ないので,振込額はわずか 1,026 円ですがこれが銀行口座に振り込まれると,また違った光景が広がります.
普段,分配金や配当金は証券口座に振り込まれるように設定している方が多いと思われます.
NISAを運用されている投資家の方なら,制度上ほぼ全員が証券口座への振り込みとなっているハズです.
今まで証券口座に振り込まれていたので感じなかったのですが,分配金の入金のメールが届き口座残高を確認すると,投資の魅力というか普通預金のデメリットを実感しました.
当たり前のことなんです.
普通預金の利率が 0.01~0.02%の時代なのですから.
普通預金の口座残高は 1,050 円でした.
一方今回振り込まれた 1,000円の分配金を得るために投資した額は,
約 25万円
普通預金は100万円で たったの4円しかつかない
1557は投資額、約25万円で 1,000 円
凄くないですか!!!!ヤバいですよね!!
もちろん購入のタイミングによっては含み損を抱えることや,米国経済が失速すれば資産目減りというリスクを負う必要があるのですが,普通預金で寝かしておくぐらいなら,1557に投資して分配金を得た方がお得だとおもいます。
長期に渡り安定した成長が見込める1557 (SPY) は買いです.NISA口座では,分配金にかかる税金の分だけ損する気になりますが、割合としては投資額の0.5% 程度しかありません。
例)1557を100万円分保有しています.分配金の利率は約 2.5%とします.
100万円の2.5%ですので,25,000 円の分配金が支払われます
これに米国での源泉徴収として10%が引かれます.
25,000 × 0.9 = 22,500
NISA口座であれば22,500 円が振り込まれます.
ここからさらに約20%の国内税が引かれます.
22,500 × 0.8 = 18,000
18,000 円が振り込まれます.
その差は 4,500 円也
100万円の投資額にたいして,保有する証券会社が違うという理由だけで,年間 4,500 円 (投資額に対して0.45%)
それでも1557を買う理由
1.すばらしいETFである
1557の元となるSPYは誰がなんと言おうと,素晴らしいETFであることは間違いありません.
米国ETFを購入できるのであれば,SPY (VOO, IVV) だけ定期積み立てのように買い続けてもいいのでは? と思うぐらいです.
NISA口座で運用する理由は?
分配金に対する免税効果がないため,あえてNISA口座で運用する必要はないかも知れません.
分配金を目的に1557に投資するのであれば,メリットは少ないと思います.
しかし,上のSPYのポイントで示したように,
設定来年率9%で成長しています.
キャピタルゲインに対する税金は免除されます.
ロールオーバーして最長10年間保有すれば,単純に考えると投資額の2倍になっていると予想されるので,かなりの免税効果があります.
この点ではNISAに適した商品と考えます