Electric-Amethyst

まとめ的なw

夕べに てき若(じゃく)たり。型を覚えたら、兎に角実践あるのみ。しかし、改良、改善は、必須。毎晩、この反省なしには、自分の型はできてこない。


夕べに てき若(じゃく)たり。
あやうけれども咎(とが)なし。
          (乾為天)



日中はひたすら前向きに物事を推し進めるが、

夜独りになったときには畏(おそ)れ悩むほどに一日を省みる。
そのようであれば、地位が危うい時であっても、
落ち度があって咎められることはない。
 
一つの道を究めるためには、
自らの危うさに学び、反省することが求められる。

物事の基礎を身につけ、ある程度できるようになると、

気が緩み、些細なミスを起こすようになる。
これを放っておくと重大な事件につながりかねない。
 
失敗に学べというが、夜独りになったときに、三十分でいいから、
細心の注意を払って、その日の自分の行動を省みる。
「今日は本当にこれでよかったのか、もっといい方法はなかったか」と
繰り返し反省し、直すべきことがあれば次の日に実践する。
このような反省が人間を育て、その人の技術や質に、
より一層磨きをかけることになる。

「てき若(じゃく)」とは

畏(おそ)れかしこまり、独りを慎む(慎独)こと。
客観視する技術でもある。

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基本の修行をし、名人の技を盗み、それを猛烈な勢いで実務に応用する。

その時に一番役に立つのがメモ。毎日の実践で感じる不具合、他の人のやり方、改善点をメモしておく。毎晩、寝る前に纏めておくと効果的。

 

メモには、いろいろな用途がある。役に立つのは、備忘録と、自分の型を作るための反省メモのみ。他は役に立ったためしがない。特に学習目的のメモは、役に立たない。備忘録は他人の言ったこと、反省メモは、自分の気持ち。

 

一通りのコンサルスキルを覚えるまでは、教わった内容、盗んだ内容の備忘録メモが大活躍。20年前のメモが、何故か昔の後輩の書棚にあったりする。型を覚えた後は、他人に見せられない自分の反省メモ。これは門外不出。

 

型を覚え、その効き具合、改善点、更なる学習事項をメモしておくのは、とても楽しい。自分流の型を作るための想像性あふれるメモになる。”人の気持ちをつかむ”、”自分を奮い立たせる”が私の場合は、メモテーマだった。

型を覚えたら、兎に角実践あるのみ。

しかし、改良、改善は、必須。毎晩、この反省なしには、自分の型はできてこない。学びのプロセスとして一番楽しい想像性あふれるプロセスを楽しんでほしい。