一億円の手取り収入は? 累進課税の所得税、“だいたいの額”を覚えておくと便利 メモ
仮想通貨は出口戦略を考えておく事が重要!
億り人になったら大体手取り6000万ぐらいで4000万円は税金で持ってかれてしまう。なのでキャッシュは納税の為に取っておかないと税金収められないのでヤバい。資産は半分ずつ円とドルに分けてリスクヘッジしておく。
200の10、300の20、、、
上の紐付きの数字、これは課税所得に対する所得税の税額です。
課税所得が500万円を超えると、税負担が10%を超えます。
400万円だと、所得税の負担率は10%以下ですね。
この計算の仕組みについて確認してみましょう。
所得税は累進課税
累進課税制度とは、課税標準(税率をかける前の金額)が
大きくなればなるほど高い税率を課する制度です。
この税率体系図は非常に誤解されやすいです。
どのように誤解されるかというと、
単純に対応する税率をかけると、次のようなことが起こってしまいます。
これでは、200万円の所得がある人の方が、195万円の人より
手元に残るお金が少なくなるという逆転現象が生じます。
こうならないようにするために、それぞれの税率段階において
一定の控除額が設けられています。
控除額の意味
この控除額によって、逆転現象が起きずに済みます。
では、この控除額の意味を紹介します。
課税所得に10%を乗じるときには97,500円を、
20%を乗じるときは427,500円を、
23%のときは636,000円を控除するように
規定されています。
この控除額は次のような意味があります。
この緑の部分こそが、控除額部分です。
まず、課税の仕方としては、全納税者について
課税所得195万円までは5%の税率を課します。
195万1円からは、10%の税率を課します。
330万1円からは、20%の税率を課します。
しかし、このような加算方式で計算するのは
非常に手間がかかります。
したがって、適用される税率のうち、一番高い税率を
乗じてから、多すぎる部分を控除することとしているのです。
例えば、課税所得が300万円の人の税額計算は、
まず課税所得に10%を乗じます。
そして、緑の部分を控除します。
こうすることで、この人の所得300万円のうち、
195万円までは5%が、195万円を超える部分には
10%を乗じたことになるのです。
同じように、課税所得が600万円の人の税額計算は、
まず課税所得に20%を乗じます。
そして、緑の部分を控除します。
同じく、課税所得が800万円の人の税額計算は、
まず課税所得に23%を乗じます。
そして、緑の部分を控除します。
こうして計算した結果、正しい税額が計算されます。
まとめ
こうした計算は、暗算ではなかなかすぐにはできません。
実際に計算すると、所得税は以下のようになります。
ざっくりと表現すると、以下のようになります。
私は、この“ざっくりとした所得税額”を覚えるようにしています。
こうすることで、よどみなく打ち合わせができるからです。
いちいち手引きを開いて計算したり、PC出してくるのが
億劫ということもありますが、突発的な話題として出たのであれば、
正確性よりも迅速性重視、おおまかでいいんじゃないかと思ってます。
(正確な税額を求められた場合には、もちろん詳細に計算しますよ)
ちなみに、これに住民税が加わることは簡単です。
だって、住民税の税率は一律で10%ですから。
一応、次のようになります。
(あくまでも概算であり、正確ではありません)
他に、事業税などケースバイケースのものもありますし、
復興特別所得税もあります。
したがって、この数字は事業者の税負担として
そこまで正確ではありません。
ただ、詳細なものは時間をかけて提供するとして、
まずはおおよその金額をお伝えするために
このような数字をつかんでおくことも大切でしょう。
そこまで詳細なものを求めていない質問や、
(各控除項目の基となるデータが一切ないなど)
詳細に計算しようのない程度の事実確認しか
できないことも少なからずあると思いますので・・・。