Electric-Amethyst

まとめ的なw

☆確乎不抜(かっこふばつ)

☆確乎不抜(かっこふばつ)☆

確乎(かっこ)としてそれ抜くべからざるは、潜龍なり。
                      (文言伝)


「それ」とは志である。
不遇な潜龍の時代こそ、しっかりと志を抱き、
どんなに苦しくても動かさない。
えてして志というものは、
挫折感を味わうとしぼんだり、失ったりしてしまう。

また逆に、地位を得ると、変容・変質していくものである。
しかし、どんなに道が厳しくても、志を変えないことが原点。
すべては志から始まることを肝に銘じなくてはいけない。

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修行時代は、雑音から耳をふさぎ、ひたすら自分の決めた夢に向かって一心不乱に努力することを要請する。そのためには、でっかい花を開かせるんだという強い気持ちを持たねばならない。

強い思いが、修行に打ち込むには必須。

しかし、その思いは、口にしてはいけない。秘すれば花。自分の胸の内だけにとどめた、大いなる野望。そのためにうち進め。口に出した瞬間に安易な道が用意されることもある。迷いも生まれる。

秘めた熱い思いを胸に、ただひたすらに汗を流して修行に励む。

それも大きな夢を胸に。一見遠く、手が届かない夢を描け。だからこそ、長く辛い努力も当然だという割り切りができる。

大きな夢を口にするのは怖いこと。

口にするのは、それを他人に伝えることで自分のポジションを確立しようとする欲から産まれる。そんな行為で、自分を慰めていては修行に力が入らない。小さな満足で良しとするリスクを呼び込む。

黙って、誰にも悟られず、大きな夢を描く。それが荒唐無稽な夢だってよい。

その方が、大きな努力をしようとするインセンティブになる。毎日、”これじゃ、いかん”と夜目が覚める。そのくらいの強い思い込みが努力のドライバー。

夢を描けない時もある。そういう時は、まだ修行時代にも入れない時期。

そういう時もある。自然にそういう気持ちになるまで待つのも手。無理に夢を描こうとあがいてもしょうがない。そういう無理は長続きしない。

秘めた大きな夢を胸に、人知れず、滅茶苦茶な努力に明け暮れる。そうした下積み作業があなたを作る礎となる。